イベント詳細
アルツハイマー病講座 Part II 知っておきたいアルツハイマー病の予防法
塩井純一博士講演会 (マウント・サイナイ医療センター医学部助教授)
- セミナー
- 02 / 04 / 16
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20世紀初頭にアルツハイマー病が初報告されて以来100余年、活発な研究が展開されて来ましたが、現時点では治療法は見つかっていません。アルツハイマー病の2~3%は家族性と呼ばれ、新たに発見された3つの遺伝子いずれかの突然変異が遺伝して起きている事が判っています。残りの97~98%については原因は特定されてませんが、様々な危険因子が判ってきました。ほとんどが65歳以降に発症する為、先進国では人口の高齢化によって患者数が急激に増えており、患者のケアに要する経済的・人的コストは甚大であり、社会全体での負担はその経済的安定性を損なう恐れがある程です。発症を遅らせるだけでも介護者の負担や社会全体のコストの軽減は極めて大きく、有益です。今回は、多くの方の関心に応え、最近知られてきた以下の様な危険因子とそれに対する科学的根拠のある対処法、或いは予防法についてお話を伺います。
1) 加齢とそれに対する老化防止と若返り策
2) 遺伝的な背景とそれに対する対策
3) 性差
4) 脳血管系の問題とその対処法
5) 教育と脳トレ
6) 糖尿病と対策
7) ストレス・うつ病とそれに対するヨガ等の様々な自己統制法
8) 睡眠不足・睡眠障害
9) 運動不足・肥満
10) 不適切な食事と勧められる食事
塩井純一 Ph.D.
マウント・サイナイ医療センター医学部助教授
名古屋大学理学部分子生物学研究施設にて細菌の行動を分子レベルで研究、1978年に博士号を取得後、1980年に来米。カリフォルニア州のロマ・リンダ大学医学部とミシガン州アン・ナー バーのミシガン大学医学部でポスト・ドク後、 1985年ロマ・ リンダ大学医学部で助教授。1990年にニューヨークのマウント・サイナイ医学部に移り、アルツハイマー病の分子レベル・細胞レベル基礎研究を始める。最近日本で、羽田野政治氏と共に携帯機器等を活用した高齢者介護のシステム開発に携わり始める。
日時:2015年2月4日(木)
時間:6:30 pm – 8:00 pm (受付・開場 6:00 pm)
受付・会場 6:00pm
講演会 6:30 – 8:00pm
会場:日本クラブ5階サクラルーム
145 West 57th Street, New York, NY 10019
Tel: 212-581-2223 www.nipponclub.org
参加費:会員15ドル / ゲスト20ドル
お申し込み・お問い合わせ:
日本クラブ(担当:本多 212-581-2223、yhonda@nipponclub.org)